釣りの醍醐味を味わううえで、魚を傷つけずに針を外す技術は欠かせません。
「フックリムーバー使い方完全ガイド」では、初心者でも安心して扱える針外しの基本から、道具の選び方・失敗例・メンテナンス方法までを網羅的に解説しています。
この記事を読めば、以下のことがわかります:
・フックリムーバーの正しい使い方と注意点
・初心者が陥りがちな失敗とその回避法
・魚種やシーンに応じた使い分けのコツ
大切な一匹を丁寧にリリースするために、今こそ正しい知識を身につけましょう。
世界記録の認定基準とIGFAの手続き

魚釣りの世界で“世界記録”と称される栄誉は、単なる大物を釣り上げるだけでは成り立ちません。
そこには公正さと透明性を担保する厳格な条件と手続きが待っています。
IGFA(国際スポーツ釣り連盟)は、その世界記録を管理・認定する重要な役割を担っています。
IGFAとはどんな団体か
IGFAは、正式にはInternational Game Fish Associationの略称で、世界中のスポーツ釣りのルール策定や記録管理を行う非営利団体です。
設立は1939年に遡り、以来アングラーたちに公平な競技環境を提供し続けています。
公式に認定された記録だけを世界記録と謳うことで、その信頼性を維持しています。
記録を申請するための厳格な手順
IGFAが世界記録と認めるには、釣りの状況や道具、取り扱い方法など多数の基準をクリアする必要があります。
- 使用した釣り竿・ライン・フックなどの装備がIGFAの規定に準拠していること
- キャッチ&リリースの際、魚体の状態(例えば傷・血の確認など)を記録する証拠写真や動画が必要
- 魚の測定(重量・長さ)には、公認のスケールや計測器を使用し、2名以上の立会人による確認が必須
- 正式な申請書類には、釣った日時・場所・天候・仕掛け詳細などを詳細に記載
これらの書類をIGFAに提出し、審査を経てようやく“世界記録”として認定されます。
申請前の準備が、記録の公正さと信頼性を支えています。
賞金やメディア注目──世界記録が釣り界にもたらした影響

“世界記録”という称号は、釣り人にとって名誉であるだけでなく、経済や注目度の面でも強い波及効果を持ちます。
金銭的な見返りから、報道による知名度向上まで、世界記録の持つ影響力は計り知れません。
記録を超えたその瞬間が、釣り界を熱く動かします。
昔話:アメリカでかけられていた懸賞金の噂
過去にはアメリカで「○○ポンド超えたら懸賞金○千ドル」という噂が、釣り人の間で囁かれたこともありました。
これは公式なプロモーションではありませんが、挑戦意欲を刺激し、話題を巻き起こしました。
現実では賞金はIGFAによって公式には出されませんが、“伝説”的な話として語り継がれています。
記録樹立後に増えた注目度とメディア効果
世界記録が誕生すると、その釣り人や対象魚種がメディアの注目を集めます。
新聞や専門誌、テレビ、SNSなどが一斉に報じて、釣りコミュニティはもちろん、一般層にも大きな影響を与えます。
さらに、地元観光業にも恩恵があり、「世界記録が生まれたスポット」として観光誘致に結び付くケースもあります。
記録のインパクトは、釣りという枠を超えて、地域や文化にも広がるのです。
ブラジル“幻のモンスターバス”との比較情報

世界各地には、公式記録にはならなかった“幻の大物”の噂が存在します。
その中でも、特にブラジルの“モンスターバス”にまつわる話は、多くの釣り人の興味とロマンをかき立てます。
どんな魚だったのか、なぜ認められなかったのか──その背景を探ります。
ブラジルで“1m超え”と言われた幻のバスとは?
ブラジルのある湖や河川で、「バスが1メートル以上あった」と語られる伝説的な話があります。
この話は主に地元住民や伝統的な釣り愛好家たちによって語り継がれており、そのサイズはまさにモンスター級です。
しかし、これが正式に測定された記録は存在せず、資料や証言だけで広まっているのが実情です。
公式な計測の裏付けがなければ、伝説の域を出られません。
IGFA非公認のため記録とは見なされない理由
たとえ“1m超え”という話が事実だったとしても、IGFAが認める記録とはなりえません。
- 計測において公認の器具や立ち会いが欠如している
- 申請書類などの正式な手続きが存在しない
- 写真・動画などの客観的な証拠が不十分
このような条件が満たされなければ、IGFAの認定には至りません。
結果として「幻の記録」に留まり、公式記録とは異なるまま語られるのです。
フックリムーバーの使い方手順を分かりやすく解説

魚を釣り上げたあと、フック(針)を外す作業は、釣り人にとって繊細で大切な瞬間です。
特に魚をリリースする場合は、できる限りダメージを与えないように配慮が必要です。
そんなときに活躍するのが「フックリムーバー」というツール。
正しい使い方を覚えれば、魚にも優しく、釣り人の手も守れる頼れるアイテムです。
フックリムーバーとは?基本構造と役割
フックリムーバーは、魚の口の奥にかかった針を安全に取り除くための専用器具です。
先端が細くなっており、針に引っかけて引き抜く構造が多く、ペンチ型やピンセット型などさまざまな形状があります。
その役割は、魚と釣り人の両方にとって“安全”な釣りを実現することです。
針の位置を確認する
まず魚を落ち着かせてから、針がどの位置にかかっているかを目視で確認します。
口の外側か内側か、奥深く刺さっていないかを判断しましょう。
確認を怠ると、リムーバーの操作がうまくいかず、魚に余計なダメージを与える可能性があります。
フックリムーバーを正しい角度で差し込む
針の軸に沿って、リムーバーをゆっくりと差し込んでいきます。
斜めから無理に押し込むと、針が動き、魚を傷つける恐れがあるため注意が必要です。
- 差し込み角度は針に対して平行を意識
- 無理な力をかけず、自然に奥へ進める
正しい角度を意識することで、スムーズな除去が可能になります。
針をしっかり固定する
フックリムーバーが針のカーブ部分にしっかりかかったら、一度深呼吸をして手元を安定させます。
針を固定することで、動きをコントロールしやすくなり、誤って魚を傷つけるリスクも減らせます。
| 固定の目安 | ポイント |
|---|---|
| 力加減 | 強すぎず、滑らない程度 |
| 位置 | フックの湾曲部分を中心に |
このステップが成功の鍵を握ります。
ゆっくりと引き抜く動作
固定した針を、リムーバーごとまっすぐの方向へゆっくりと引き抜いていきます。
急いで動かすと針が口内に引っかかったり、魚が暴れて余計なダメージを与える原因になります。
“ゆっくり、丁寧に”が何よりの鉄則です。
魚へのダメージを最小限にするコツ
魚の口や体にできる限り触れないこと、そして手を濡らしてから扱うことが大切です。
- ドライハンドは魚の粘膜を傷つけるためNG
- 魚を地面に置かず、優しく支えるように持つ
魚の命を尊重する気持ちが、釣りの質を高めてくれます。
使用後のフックリムーバーの洗浄
釣り場から戻ったら、フックリムーバーは真水でしっかり洗い流しましょう。
特に海水使用後は塩分が金属を劣化させる原因になります。
道具を大切に扱うことが、次の釣行の成功にもつながります。
初心者がやりがちな失敗例と対策
初心者の多くは、焦ってリムーバーを急角度で差し込んだり、力任せに針を抜こうとして魚を傷つけてしまいます。
- 角度ミス → 針と平行に挿入する
- 力任せ → ゆっくりと引く意識を
- 確認不足 → 針の位置は必ず目視で
ひとつひとつのステップを丁寧に行えば、初心者でも安全に使いこなせます。
フックリムーバーの種類と選び方

釣りに使うフックリムーバーには、大きく分けて「ガン(グリップ)型」と「棒(ピストル)型」の2タイプがあります。
ガン型はグリップを握って針をしっかり掴む構造で、初心者でも扱いやすく、安全かつスピーディに針を外せます。
一方、棒型は先端の細い棒で針にかけて手首をひねるように外すタイプで、慣れれば細かい操作が可能ですがコツが必要です。
魚種や釣りスタイルによって、どちらが合うかじっくり選びましょう。
グリップ型とピストル型の違い
グリップ型(ガンタイプ)は力を均等にかけやすく、魚をしっかり保持できる点が魅力です。
棒型(ピストル型)は構造がシンプルで軽量・安価な点がメリットですが、繊細な操作が必要なため慣れが求められます。
釣り頻度が少ない初心者には扱いやすいグリップ型がおすすめです。
対象魚による選び方のポイント
小型の魚(アジ、メバル、シロギスなど)には、コンパクトなグリップ型が扱いやすくおすすめです。
また鋭い歯の魚や毒をもつ魚を扱う際は、魚に接触せず針だけを掴めるタイプを選ぶと安全性が高まります。
例えば、フローティング型で手元が滑りにくい仕様だと、リリース時の操作も安心です。
初心者におすすめのフックリムーバー5選

初心者でも扱いやすく、安全かつ実用的な製品を3つ紹介します。
第一精工 ワニグリップミニ
第一精工の「ワニグリップミニMC」は、ライトゲーム向けのコンパクトでしっかり掴めるグリップ型リムーバーです。
体に押し当てるだけで開き、引くとロックされる構造で、携帯性にも優れています。
アジやメバルなどの小物釣りに最適で、魚をしっかりホールドしつつ手を汚さず、安全に扱えます。
スリップ防止の凹凸加工や硬質素材のおかげで耐久性にもすぐれ、価格も手頃です。
ダイワ(Daiwa) フィッシュホルダー
ダイワの「フィッシュホルダーV」は、魚の下あごをつかむ構造により、魚へのダメージを最小限に抑えつつ安全にホールドできるグリップ型です。
浮く素材で水中に落としても沈まないフローティング設計と、滑りにくいグリップが魅力です。
フックリムーバーを使う際の注意点

使用時には魚や自分を傷つけないよう、下記の点に注意しましょう。
魚の暴れによるケガを防ぐ方法
暴れる魚を扱うときは、片手でリムーバーをしっかり固定し、利き手ではない手でプライヤーなどを用いると安定します。
グリップ型を魚の口近くで使い、暴れても力が均一に分散される持ち方にすると、針が外しやすく安全です。
針が外れないときのNG行動
力任せに引っ張ると針が抜けず、魚にも自身にも負担がかかります。
焦って指で針に触るのはNGです。まず魚を落ち着かせ、リムーバーでラインと針を一直線に合わせてゆっくり丁寧に外しましょう。
フックリムーバーのメリットとデメリット

釣りの際にフックリムーバーを使うと、そのメリットとデメリットを理解しておくことで、より安全で効率的な対応が可能になります。
心地よい釣りの時間を守るためにも、リムーバーの強みと注意点をしっかり把握しておきましょう。
フックリムーバーを使う利点とは?
まず第一に、フックリムーバーを使えば魚へのダメージを最小限に抑えられます。
例えば掛かりが浅い場合、手やペンチで無理に引き抜くよりも、リムーバーの先端をフックに当て、やさしく引くだけで安全に外せます。
速やかにリリースできれば、魚の生存率が高まり、魚種ごとのリカバリーにもつながります。
使いにくいシーンやデメリットも解説
とはいえ、すべての場面で万能というわけではありません。
大きくて力強い魚が暴れると、リムーバーが滑ったり、逆にフックがもっと深く刺さってしまったりするリスクがあります。
また、フックが極端に曲がっていたり、錆びていたりすると、リムーバーの先端が引っかかりにくく、余計な時間がかかることも。
そうした場合、かえってストレスが増すこともあるでしょう。
魚種別に見るフックリムーバーの活用法

魚のサイズや種類によってリムーバーの使い方が変わります。
種別に応じた対応を取ることで、よりスムーズな釣り体験につながります。
小型魚に適した使用方法
小型魚であれば、リムーバーを使わずとも外せることも多いですが、やはり専用工具を使うと魚への負荷が少なくなります。
- 先端をフックに軽くかけて、まっすぐ引き抜く。
- 魚の口元をしっかり保持し、リムーバーの角度を安定させる。
- リリースを速やかに行うことで、小魚の体力を守る。
小型魚は繊細なので、リムーバーの選び方も細身で滑りにくいものが向いています。
大型魚で注意すべきポイント
大型魚は力が強く、フックも深く刺さる傾向がありますので、慎重に対処する必要があります。
リムーバーのみで無理に引っ張らず、一度落ち着いてフックの状態を観察しましょう。
深く刺さった場合は、角度を多少変えてリムーバーを差し込む、またはフックを回すようにして緩めるなどの工夫が求められます。
フックが深く刺さったときの対処法

悩ましいのがフックが思いのほか深く刺さった場合です。
焦らず、手順を踏んで安全第一で対処しましょう。
無理に引き抜かないための工夫
まずは冷静になることが肝心です。
- 魚へのストレスや自分自身への怪我を避けるため、引っ張る力加減に注意。
- リムーバーを差し込み、ゆっくりと少しずつフックを引き出すように動かす。
- ネジ式のリムーバーなら、少しだけ回転させて外す方向に力をかけてみる。
こうした工夫で、無理なくフックを取り除ける可能性が高まります。
外科的処置が必要なケース
それでも取り除けない場合には、やむを得ず外科的処置が必要になるかもしれません。
例えばフックが骨にかかって抜けない、または魚の内臓まで達してしまったような状況が該当します。
その際は、自分で無理に引き抜くより、獣医や専門の釣りガイドに相談するのが安全です。
専門家であれば、魚の体を最小限のダメージで処置し、生存率を最大限に保ってくれます。
フックリムーバー以外の針外し方法との比較
釣りの現場で、針を外すときに選ぶ道具は実はとても大切な決断です。
少しの迷いが魚に余計なダメージを与えてしまうこともあります。
だからこそ、各手段の特性を知って、あなたにぴったりの方法を選びたい。
素手での針外しとの違い
素手で針を外すのは最もシンプルな方法ですが、魚が暴れた拍子に
自分の手にフックが刺さってしまうリスクがあります。
それに比べて、フックリムーバーを使えば、魚と手の間に距離ができるので安全性が格段にアップします。
リスクを避け、安心して釣りを楽しむために、道具の使用は賢いやり方です。
プライヤーとの使い分け
プライヤーは針を確実につかめる強みがあり、ラインカットやリング操作など多用途に使えます。
ただし、口の小さい魚や針を深く飲んでしまった場合には操作が難しくなることも。
一方、フックリムーバーは長い軸を活かして、飲まれたフックにも届きやすく、魚へのダメージを抑えた取り出しが可能です。
フックリムーバーのメンテナンスと保管方法
愛用のフックリムーバーがいつまでもスムーズに使えるよう、適切なお手入れと保管が欠かせません。
少しの配慮が、道具の命を延ばし、あなたの釣り人生に安心と余裕をもたらしてくれます。
大切な相棒だからこそ、その扱いは丁寧に、かつ気持ちを込めて。
サビ防止のためのケア方法
使用後はまず、水や海水による塩分や水滴をしっかりと拭き取ることが基本です。
さらに、釣具用の気化性防錆剤(例:「オーシャンバリアー」など)をボックス内に入れるだけで、即効+長期持続のサビ防止効果が得られます。
また、小型フックリムーバーやプライヤーには、ケース内にシリカゲルを1袋入れておくのも効果的です。
- ドライヤーや拭き取りでしっかり乾燥
- 気化性防錆剤をボックスに収納
- シリカゲルで湿気対策
これらを併用することで、サビの悩みから心を解放できます。
長持ちさせる保管環境
保管場所は「乾燥した直射日光の当たらない場所」が理想です。
釣り用ボックスには、防錆乾燥剤やドライ剤を入れておくと、湿気や水分の侵入を未然に防ぎます。
また、使い終わったらなるべく早く拭き取り&乾燥させてから保管する習慣をつければ、フックリムーバーの寿命はぐっと延びてくれるでしょう。
| 対策 | 効果 |
|---|---|
| 気化性防錆剤 | 即効性・長期的なサビ防止 |
| シリカゲル | ケース内の湿気を吸収して除湿 |
| 乾燥&拭き取り | 残った水分による錆発生を防ぐ |


