「8月って、どんな魚が釣れるんだろう?」そんな疑問を持ったことはありませんか?
真夏の海や川は、実は釣りのベストシーズン。時期を知り、狙い方を工夫するだけで、初心者でも驚くほどの釣果を狙えます。
この記事では、「8月に釣れる魚12選」とその魅力を詳しく解説し、釣果アップのコツや装備・地域別の傾向まで一挙にご紹介します。
旬のターゲットを知れば、釣りがもっと楽しく、美味しくなるはずです。
8月に釣れる魚一覧とおすすめターゲット

8月は海や川でさまざまな魚種が活発に動く季節です。
暑さや水温の上昇にもかかわらず、それぞれの魚にはねらい目のポイントがあります。
この夏だからこそ味わえる釣りの魅力を、心を込めてお伝えします。
アジ(マアジ)
夏場のアジは脂がのり、食味も抜群です。
湾奥や堤防などの浅場を中心に夜釣りでも日中でも狙えます。
小型のサビキ仕掛けやちょい投げで手軽に釣れるのが嬉しいポイントです。
イワシ(マイワシ)
大群で回遊するイワシは、釣れば釣るほど楽しくなります。
浮きサビキ仕掛けが最もポピュラーで、初心者にもおすすめです。
また、群れに当たれば短時間で数十匹釣れることもあるので、家族連れにもぴったりです。
シロギス
砂浜や堤防の先端付近で釣れるシロギスは、繊細なアタリを楽しめるターゲットです。
- エサは虫エサやジャリメなどが有効
- 底を小突いて誘いをかけるのがコツ
| 仕掛け | 特徴 |
|---|---|
| 天秤仕掛け | 底取りが簡単で安定した釣果を狙える |
| ミャク釣り仕掛け | アタリを直に感じやすく臨場感がある |
真夏の暑さの中でも、海底のわずかな動きを感じ取る楽しさがあります。
クロダイ(チヌ)
夏のクロダイは浅場に近づくため、磯場や岩礁帯がねらい目です。
ウキフカセ釣りやダンゴ釣りで底をじっくり攻めるのが効果的です。
一匹かかれば引きの強さは格別で、夏の釣りの醍醐味といえるでしょう。
アオリイカ(地域による)
地域によっては8月でもエギングでアオリイカが期待できます。
早朝や夕まずめの時間帯に、藻場や岩礁帯を中心にぜひ狙ってみてください。
- エギのカラーは水色に合わせて選ぶ
- しゃくってテンションフォールを意識
狙って釣る楽しさに加え、釣り上げた時のアオリイカのフォルムは格別です。
タチウオ
タチウオは夏場に浅場に接近してくるため、8月も好機が続きます。
細長い魚体が織りなす鋭い引きは、アドレナリン全開です。
ドラゴンサイズに出会える可能性もある、ロマンあふれるターゲットです。
ハゼ
河口部や汽水域で狙えるハゼは、初心者にも敷居が低く癒し効果もあります。
エサは赤虫やアオイソメが定番で、小さなアタリを待つ時間も楽しいです。
子供連れのファミリーフィッシングにもぴったりな魚です。
カサゴ(ガシラ)
岩場や防波堤周りを中心に、根魚狙いの定番として人気があります。
ソフトルアーや小魚の切り身、虫エサなどに敏感に反応してきます。
底に潜む魚を引きずり出すような感覚が、釣りの醍醐味を深めてくれます。
釣れる時間帯と天候の傾向

釣りにおいて、時間帯と天候は結果に直結する重要な要素です。
少しだけ心を震わせるような感動を覚える時間に狙いを定めることで、釣果は驚くほど変わります。
狙う時間帯や天候を抑えることで、釣れるチャンスを確実に掴みましょう。
朝マズメと夕マズメが狙い目
日の出前後の“朝マズメ”と、日没前後の“夕マズメ”は魚の活性が高まる時です。
この時間帯は水温の変化や薄明の光が魚の食欲を刺激し、回遊や捕食活動が活発になります。
多くのアングラーが心躍らせる瞬間、それがマズメの魔法です。
晴天と曇天での違い
天気の違いは釣果に大きな影響を与えます。
晴天時は水中の明るさが増し、魚が警戒心を抱きやすくなるため、深場やカバー周辺を狙うのが効果的です。
一方、曇天では光量が落ちることで魚の警戒心が和らぎ、浅場やオープンウォーターのエサへの反応が良くなります。
天気に応じてポイントを変える柔軟な対応が、釣果を伸ばす鍵です。
釣り場別の釣果例(海・川・湖)

釣り場によって釣れる魚や釣り方は異なり、それぞれに魅力とドラマがあります。
場所ごとの特徴を知ることで、自分にぴったりの場所で感動の一匹を手にできます。
海、川、湖。それぞれの世界に広がる魚たちの物語を想像して、わくわくを深めましょう。
海釣り(防波堤・磯)で釣れる魚
海に臨む防波堤や磯では、代表的なターゲットが個性豊かに顔を見せます。
防波堤ではイワシやアジ、サバなどの回遊魚が手軽に狙えるほか、チヌ(クロダイ)やメジナ(グレ)も人気です。
磯では、アイナメやメバル、カサゴなど根魚の多様な型と引き味が楽しめます。
潮の流れと地形を読み解きながら狙い撃ちする喜びが、海釣りの醍醐味です。
淡水(川・湖)で釣れる魚
川や湖の静かな水面には、豊かな命の営みが息づいています。
川釣りではアユやヤマメ、イワナといった渓流の清流魚が代表格で、自然と触れ合いながらの釣りに最適です。
湖ではブラックバスやブルーギルが人気で、初心者から上級者まで楽しめるターゲットが豊富です。
穏やかな水辺に広がるドラマを感じながら一投を投げるひとときは、まさに至福の時間。
釣り方別おすすめターゲット(ルアー・エサ釣りなど)

釣り方によって魚との出会い方が変わり、それぞれに異なる期待と感動があります。
ルアーかエサか。道具を選ぶその先に、たくさんの魚たちが待っています。
選ぶ楽しさと釣果のドラマを一緒に味わいましょう。
ルアーで狙える魚
ルアー釣りはアクションで魚にアピールし、釣りの駆け引きが楽しめるスタイルです。
海ではシーバス(スズキ)やヒラメ、青物(サバ、イナダなど)が人気のターゲットです。
淡水ではブラックバス、トラウト類(ヤマメ・ニジマス)などがルアーでよく狙われます。
ロッドを通して伝わる「喰った!」という感触に、心が躍る瞬間です。
エサ釣りで狙える魚
エサ釣りは魚の好みに合わせて仕掛ける伝統的な楽しみで、幅広いターゲットに対応できます。
海ではサビキ仕掛けでアジ・イワシ、ウキ釣りでメバル・チヌ・アオリイカなどが狙えます。
淡水ではアユの友釣りやウキ釣りでコイ、フナ、ウグイなどが狙え、地元の川でのんびり釣りに最適です。
- エサの種類(アミ・虫・練りエサなど)による魚の反応の違い
- 仕掛けの深さや棚を調整することで変わる釣果の傾向
エサと仕掛けを工夫して、魚を誘い出す知恵と工夫が光ります。
地域別の釣果傾向と特徴

日本各地で釣果の傾向はさまざまな表情を見せ、季節や水温、釣り場の地形によっても変化します。
関東地方と関西地方にはそれぞれ特徴があり、地元釣り人の経験や情報をもとに、その傾向を探ることはとてもワクワクする作業です。
地域ごとの傾向を知ることは、釣果アップにつながる重要な手がかりになります。
関東地方の傾向
関東地方では、太平洋に面した広大な海岸線や河川が多く、季節や潮の満ち引きによって釣れる魚種に変化があります。
夏の時期には、アジやイワシなどの小魚が岸近くに群れで回遊し、それらを狙ったサビキ釣りやウキ釣りが人気です。
また、堤防からはシーバス(スズキ)のルアー釣りが盛んであり、晩夏の夕まずめに好ポイントで大物が狙えることも。
比較的アクセスしやすい釣り場が多く、ファミリー向けから上級者向けまで多様なスタイルに対応しています。
関西地方の傾向
関西地方では、瀬戸内海をはじめとする内湾エリアが多く、水温や潮の動きが緩やかなことから、安定した釣果が期待できます。
夏場にはタイやカワハギ、チヌ(クロダイ)など、ターゲットが多彩で、紀伊半島沿岸では青物も狙えます。
漁港や防波堤、磯など変化に富んだ釣り場が多く、ルアー・エサ釣りの双方で魅力的な釣り場が揃っています。
そのため、初心者でも視覚的に魚影が見える場所を選ぶことで成功率が高まり、楽しさが増します。
釣り初心者向けのポイントと注意点

釣りを始めたばかりの人にとって、最初の一歩はワクワクと同時に少し不安なものです。
しかしちょっとしたコツと気配りがあれば、安全に、そして楽しく釣り体験を積み重ねることができます。
初心者のうちから正しい知識とマナーを学び、安全対策をしっかりしておくのはとても大切なことです。
初心者におすすめの釣り方
まずは、道具がシンプルで扱いやすい釣り方を選ぶことがおすすめです。
- サビキ釣り:小魚が比較的簡単に釣れやすく、仕掛けも扱いやすい。
- ウキ釣り:魚の当たりが視覚的にわかりやすく、釣れる楽しさを実感しやすい。
- ちょい投げ:砂浜などで根掛かりが少なく、道具の操作がシンプル。
こうした釣り方は魚を釣る楽しさを早く感じ取れるため、続けやすく上達が促されます。
注意すべき安全対策
釣りの楽しさと同様に、安全への配慮は欠かせません。
- ライフジャケットの着用:海や川の近くでは必ず着ておきたい安全装備。
- 滑りにくい靴の使用:濡れた堤防や岩場では転倒の危険があるため必須。
- 熱中症・日焼け対策:帽子・日焼け止め・水分補給は常に心がける。
これらを怠ると楽しい釣りが一転して危険な体験になる可能性があります。
安全あっての釣り。快適に楽しむための準備をぜひ怠らないでください。
8月に釣れる魚の旬と食べ方

夏真っ盛りの8月には、海も川も魚たちの活性が高まり、さまざまな魚が旬を迎えます。
その中でもとりわけ美味しく、食卓を彩る魚たちの特徴を知っておくと、釣り上げたあとがより楽しくなります。
旬の魚は味が格別。釣れたてを美味しく味わうための知識は、釣りの醍醐味を倍増させます。
美味しい魚の見分け方
新鮮で美味しい魚を見分けるためには、以下のようなポイントに注目しましょう。
- 目が透き通っている:鮮度の高さを示し、美味しさの証。
- エラが鮮やかな赤:鮮度が良く、酸化が少ない状態。
- 身がしっかり締まっている:触ったときに弾力がある感触。
こうした外見のサインは、釣りたてをすぐに判断できる直感的な方法です。
また、血抜きや冷却などの処理を早く行うことで、味がより良くなります。
おすすめの調理方法
8月に旬を迎える魚たちは、その良さを引き立てる調理法がたくさんあります。
| 魚の種類 | おすすめの調理法 | 特徴 |
|---|---|---|
| アジ | たたき、南蛮漬け | 脂がのって柔らかく、生でも焼いても美味しい。 |
| イワシ | フライ、蒲焼き | 骨が細かく、子どもにも食べやすい。 |
| スズキ(シーバス) | 刺身、カルパッチョ | 旨みが強く、生で味わうと格別。 |
シンプルな味付けで素材の良さを引き出すことが、美味しく仕上げるコツです。
8月釣行時の装備と服装の選び方

8月の釣りは、真夏の強い日差しや高温多湿な環境がつきものです。
そのため、熱中症対策や紫外線対策をしっかり行うことが大切です。
快適で安全な釣りを楽しむには、機能的な装備と服装選びが鍵となります。
夏の釣りに適した服装
薄手で吸湿速乾性のある長袖シャツは、直射日光から肌を守りつつ汗を素早く乾かしてくれます。
首元や手の甲の日焼けを防ぐため、ネックガード付きや袖口細めのアイテムもおすすめです。
帽子はつばの広いサンバイザー型か、首の後ろまで覆えるタイプがあると安心です。
靴は水濡れにも強く、靴底の滑りにくいウェーディングシューズやマリンシューズが最適です。
さらに、サングラス(偏光レンズ付き)があれば水中の魚の反射も抑えられ、視界がクリアになります。
あると便利な持ち物
夏の釣行にあるとありがたい持ち物を揃えることで、安全性と快適さが格段にアップします。
- 保冷機能付きの水筒:こまめな水分補給で熱中症予防。
- 冷却タオルやハンドファン:首元や顔を冷やして体温調整に役立つ。
- 防水バッグやジップロック:スマホや財布を水しぶきから守る。
- 携帯型小型ステッキ椅子:疲れたときに座れて快適。
こういった小物が、想像以上の快適さを生み出します。
暑さは集中力を削ぎますが、工夫ひとつで釣りのパフォーマンスも大きく向上します。
釣りのマナーとルール

釣りを楽しむには、自分だけでなく周囲の環境や人々への配慮も不可欠です。
ルールを守り、気持ちよく釣りができるエチケットを身につけましょう。
誰もが自然と共に楽しめる、思いやりある釣りを心がけたいですね。
周囲への配慮とゴミ問題
釣り場では、ラインの切れ端や釣り針、餌の残りなどを放置せず、必ず回収して持ち帰りましょう。
ゴミは橋の下や植え込みなどに隠さず、専用のゴミ箱へ廃棄することが大切です。
また、大声や音の大きいFMラジオの使用などは、他の釣り人や釣り場の生き物に迷惑をかけることがあります。
マナーを守ることで、釣り場の美しさも次の人へと引き継がれていきます。
各地の釣り禁止エリアに注意
釣り禁止区域は、海や川、池などの環境保護や安全確保のために設けられています。
釣行前には、自治体や漁協の公式サイト、現地の看板で禁止区域や特定のルールがないか確認しましょう。
たとえば、繁殖期に立ち入り禁止となる場所や、夜間釣りが禁止されているエリアもあります。
事前の確認が、安全で気持ちよい釣行の第一歩です。
釣果をアップさせるコツと裏技

釣果を上げたいなら、道具や場所だけでなく、魚の行動パターンや環境を読み解く力が役立ちます。
ちょっとした工夫が成果に大きく影響しますので、初心者も経験者もぜひ試してみてください。
“釣り上げる喜び”が、もっとリアルに、もっと確実になります。
釣り餌の選び方と使い方
魚の種類や活性にあわせて餌を選ぶことが釣果を左右します。
生餌(ミミズやゴカイ)なら、動きで魚を引きつけやすく、低活性時にも有効です。
一方、人工ルアーは扱いやすさと水中での動きの魅力に優れており、ターゲットに応じて使い分けましょう。
餌の量や取り付け方にも気を配ることで、見た目の自然さが増し、食いつきやすくなります。
潮の読み方とタイミング
潮の満ち引きは、魚の活性と居場所に直接影響します。
例えば、上げ潮では浅瀬に魚が寄りやすく、下げ潮では深みへ移動する傾向があります。
潮見表やスマホアプリでタイミングを把握し、満潮前後や潮の動きが緩やかになる時間帯を狙うと効果的です。
- 満潮・干潮の時間帯をチェック
- 潮の動きがゆるやかになる前後に狙う
| 潮の状況 | 狙いどころ |
|---|---|
| 上げ潮 | 浅瀬に魚が集まりやすい |
| 下げ潮 | 深場や落ち込みに魚が移動しやすい |
潮の動きに合わせた釣行で、効率的に魚の反応を引き出しましょう。


