カサゴが釣れる時期は?旬や時間帯・地域別ベストシーズン徹底ガイド

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「カサゴっていつ釣れるの?どの時期が一番いいの?」そんな疑問を抱いたことはありませんか?

季節によって釣れ方が変わるカサゴは、時期や地域、さらには時間帯によっても大きく釣果が左右される奥深い魚です。

本記事では、カサゴが釣れる時期や旬の特徴を、季節別・地域別・時間帯ごとにわかりやすく徹底解説します。

これを読めば、あなたの釣行計画がグッと充実したものになるはずです。

カサゴが釣れる時期と旬の一覧

カサゴは一年を通じて釣果が期待できるロックフィッシュですが、季節ごとの釣れやすさや食味のピークには特徴があります。

カサゴ釣りの年間スケジュール

カサゴは通年釣れる魚ですが、特に釣果や味の面で安定しやすいのは春と秋です。

冬から春(12月〜3月頃)は良型が多く、産卵前の栄養をためた魚が狙い目。

秋は水温やベイトの安定により活性が高く、数狙いも期待できます。

夏も釣れますが、日中の活性はやや低めで、夜釣りに工夫が必要。

このように、一年を通して“釣れるけど旬や狙い時期には差がある”のがカサゴです。

春(3月〜5月)のカサゴ釣りの特徴

春は産卵を終え、エサを積極的に追う個体が多く、食い気が非常に旺盛です。

浅場にも差してきて、仕掛けが届きやすくなるため、防波堤や港でも釣りやすいのが魅力。

ジグ単やテキサスリグなどシンプルな仕掛けで十分成果が期待できます。

初心者でも手軽にターゲットにできる季節です。

夏(6月〜8月)は釣れる?

夏場は水温が上昇し、日中は浅場に出にくくなる傾向があります。

しかし、夜釣りや常夜灯周辺のシェードを狙えば良型のチャンスも。

夕マヅメや夜間にボトム付近をゆっくり攻めると、活性の高い個体に出会いやすいです。

秋(9月〜11月)に狙いやすい理由

秋は気候・水温・ベイトが安定しており、カサゴの活性が高まるベストシーズンです。

数釣りだけでなく、良型サイズにも出会える魅力的な時期として知られます。

秋の夕マヅメ、テトラ帯での狙い目は見逃せません。

冬(12月〜2月)がベストシーズンとされる理由

冬は産卵を控えた栄養たっぷりの良型が沿岸に接岸し、数・型ともに期待できます。

水温が下がりポイントが絞りやすくなるメリットも。

味や食感の面でも脂がのり、旬として人気が高いのがこの時期です。

“釣れる+美味しい”の両方を狙うなら冬が最適。

地域や水温による違い

カサゴは深場や障害物付近に定着する習性が強く、水温の影響を受けにくいため、どの季節でも安定して釣果が期待できます。

ただし、地域や局地的な水温差によって活性の出やすい時期や型の傾向に差が出ます。

例えば、早春に温暖な海域では早めに活発になることも。

旬のカサゴの見分け方

旬のカサゴは、体色が鮮やかで腹部に張りがあるものが多く、見た目から状態の良さを判断できます。

市場や釣り場では、脂がのって身にハリ・弾力がある個体が“旬の兆し”。

また、良型の抱卵個体は避けることで資源保護にもつながります。

釣れる時期と食べ頃の関係

冬〜春にかけて釣れるカサゴは脂がのり、身も引き締まっているため、煮付け・唐揚げ・刺身などあらゆる料理に美味しく使えます。

秋はいわゆる“数釣り”が楽しめる時期、しかも良型の個体にも出会えるため食材としても満足度が高いです。

夏に釣れた小型も、唐揚げや骨せんべいなどにすれば美味しく全身味わえます。

まとめ表:時期別・特徴と狙いどころ

季節 特徴 狙いどころ/料理向け
冬(12月〜2月) 良型多い・脂のり旬 煮付け・刺身・鍋に最適
春(3月〜5月) 産卵後で食い気旺盛 初心者にも釣りやすく万能料理向け
夏(6月〜8月) 日中は渋いが夜釣り有利 夜に狙って唐揚げ・骨せんべい向き
秋(9月〜11月) 活性高く数・型ともに好調 刺身・煮付け・数釣りで楽しむ

地域別のカサゴ釣りベストシーズン

カサゴ(ガシラ・アラカブ)は日本全国に広く生息しており、各地域によって最も釣りやすいシーズンに差があります。

関東・中部地方では春から秋(特に秋)が狙い目で、水温や気候が安定する季節は釣果が安定しやすいです。

西日本(関西・瀬戸内海・四国・九州)では春と秋がもっとも釣果が期待できる一方、温暖な地域では冬でも狙えることがあります。

北日本(北海道・東北)は春先から秋までが活動期となり、厳しい冬季はやや釣りづらくなる傾向です。

沖縄など南西諸島では気候が温暖なため、概ね一年を通じて釣りが可能ですが、真夏の高水温には注意が必要です。

関東エリアのカサゴ釣り時期

関東では春から秋までが基本的なベストシーズンとされ、特に秋は気温・気圧ともに安定し、活性が高まるため数・型ともに狙えます。

春は産卵を終えた個体が浅場に差してきて食い気が強くなるため、初心者でも釣果が上がりやすい時期です。

関西・瀬戸内海エリアの釣りシーズン

関西や瀬戸内海では春と秋が好シーズンですが、比較的温暖なため冬でも釣れることがあります。

特に初冬~春(11月~3月頃)は産卵前後の大型個体が接岸し、大型サイズが狙える絶好のシーズンになります。

カサゴ釣りに適した時間帯と潮のタイミング

カサゴは一年中釣れる魚ですが、より効率よく釣るには時間帯と潮の動きを理解しておくと有利です。

朝・夕マズメの効果

朝マズメや夕マズメはカサゴの捕食活動が活発になる「時合」として知られており、この時間帯は効率よく釣果を伸ばせます。

特に春や秋のマズメ時は浅場にも差してきて反応が良くなるため、小型仕掛けでもアタリが明確に出やすくなります。

潮の動きと釣果の関係

潮の満ち引き、特に「上げ3分」「下げ7分」「上げ止まり」「下げ止まり」などのタイミングは魚の活性に影響を与えます。

潮が動いている時間帯はエサへの反応が良いため、そのタイミングを狙って釣行するのがおすすめです。

カサゴの習性と季節による行動パターン

カサゴは定着性が高く、底の障害物や岩礁に隠れて生活する「根魚」です。泳ぎ回って餌を探すわけではなく、狭い範囲に留まる習性があります。

そのため、堤防の穴釣りやテトラの際などピンポイントで狙う釣り方が有効です。

底物としての生態的特徴

カサゴは典型的な根魚であり、岩陰や藻場、テトラの間など障害物に隠れるようにして暮らし、行動範囲は非常に狭いです。

標識放流の実験では1km以内に留まる傾向が確認されており、居場所に仕掛けを丁寧に落とす釣りが効果的です。

季節ごとの行動範囲の変化

繁殖期前後には行動が活発になり、浅場に差す個体も増えてきますが、夏の高水温期は深場や沖の方へ移動する傾向があります。

その一方で、寒い冬でも深場や障害物周辺に固まるため、接岸する良型を狙いやすくなります。

したがって、各季節に応じて狙うポイントを調整することが釣果を上げる鍵となります。

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カサゴ釣りにおすすめの仕掛けと釣り方

岩礁帯や障害物周りに棲むカサゴを狙うには、適切な仕掛けと丁寧なアプローチが不可欠です。

胴付き仕掛けは餌を底で自然に漂わせることで、カサゴの警戒心を和らげ誘い出します。

この仕掛けの使いこなしが、釣果を大きく左右します。

胴付き仕掛けの基本

胴付き仕掛けは、まず竿先からオモリ、ハリス、針、そして餌という構成になります。

オモリは底取りを確実にし、カサゴが餌を確実に感知できるように調整します。

エサにはイソメやゴカイなど、カサゴの好物を用いると効果的です。

アクションはゆっくりとした上下動を加えて誘うのが基本です。

根魚専用ルアーの活用方法

根魚向けに設計されたメタルジグやワームには、カサゴの好奇心を刺激するアクションがあります。

根の周辺を丁寧にトレースし、「ボトムを感じながら巻く」ことでバイトを誘発します。

ワームはダート気味の動き、メタルジグは小さなジャーク的動きが効果的です。

カサゴ釣りに必要な道具と装備

カサゴ釣りを快適かつ効率的に行うには、適切なタックルとトラブル回避の装備が重要です。

特に初心者の方は、扱いやすさと万が一の根がかりに対応できる仕様がポイント。

ここで紹介する装備を揃えれば、安心して挑戦できます。

初心者におすすめのロッドとリール

初心者には、長さが1.8~2.4メートル程度のライトゲーム用のロッドが最適です。

このタイプは軽量で操作性に優れ、カサゴのアタリも分かりやすい設計です。

リールは小型のスピニングリール、2000~2500番クラスが扱いやすくおすすめです。

ギア比は中速(6.0:1前後)が、ゆっくり巻いてアタリを取る釣り方に合います。

根がかり対策グッズ

カサゴの多いポイントでは根がかりが避けられない場面もあります。

  • スイベル付きの仕掛けで根がかり時のライン切れリスクを軽減
  • ヘビータックル用の太いハリス(3号以上)を用意
  • 根がかり回収器具(リリースツールなど)で仕掛け回収

これらのグッズを活用し、トラブル時にも冷静に対応しましょう。

釣ったカサゴの下処理とおすすめの食べ方

新鮮なカサゴは、適切な下処理と調理法でその魅力が何倍にも増します。

その日のうちに下処理を済ませることで、品質と美味しさが段違いに保たれます。

美味しく楽しく味わうための最終工程もしっかり押さえましょう。

釣った直後の処理方法

まず氷水で〆ることで身の状態を安定させ、鮮度を保ちます。

エラと内臓を速やかに除去し、血合いもきれいに洗い流しましょう。

その後はキッチンペーパーで水気を拭き取り、冷蔵または冷凍保存が可能です。

このひと手間で、調理した際の臭みが大きく抑えられます。

煮付け・唐揚げなど人気レシピ

カサゴは煮付けや唐揚げ、塩焼きなどどれも絶品ですが、特に人気なのは煮付けと唐揚げです。

  • 煮付け:醤油・みりん・砂糖・生姜の甘辛タレで骨まで柔らかく煮込む
  • 唐揚げ:下味ににんにく醤油、片栗粉をまぶしてカリッと揚げる
料理 特徴
煮付け 骨まで柔らかく、旨味が染み込んだ優しい味わい
唐揚げ 外はカリッと、中はふんわりジューシー

どちらも間違いない美味しさですが、酒のお供には唐揚げ、食事なら煮付けが特におすすめです。

カサゴ釣りで注意すべきポイント

カサゴ釣りは美味しくて手軽に楽しめる釣りですが、注意を怠ると痛い目に遭うこともあります。

安全に楽しむための基本をしっかり押さえましょう。

ここでは特に押さえておきたいポイントを紹介します。

トゲに刺されないための対策

カサゴは毒性のあるトゲを背びれに持っており、不意に触れると強い痛みや腫れを引き起こす恐れがあります。

そのため、以下のような対策を徹底することが大切です。

  • 手袋を着用し、素手で扱わない
  • トゲがある部位には直接触れないようトングやフィッシュグリップでつかむ
  • 針を外す際はトゲの位置に注意し、慎重に行う

こうした工夫で危険を大きく減らすことができます。

釣り場でのマナーとルール

釣り場では他の釣り人や自然環境への配慮が不可欠です。

以下のマナーとルールを守り、気持ちよく釣りを楽しみましょう。

  • ゴミは必ず持ち帰る(釣り糸や餌の包み紙なども含む)
  • 他の釣り人の釣り場に立ち入らない
  • 漁業権や入漁料の確認、必要があれば許可を得る
  • 騒音を出さず、周囲に迷惑をかけない

これらを守ることで、皆が安心して楽しめる釣り場になります。

初心者がカサゴを釣るためのコツ

初めてカサゴ釣りに挑戦する人でも、ちょっとした工夫で釣果がグンと上がります。

ここでは誰でも実践しやすいコツをまとめました。

ポイントを押さえて、楽しく釣りを始めましょう。

釣れる場所の選び方

カサゴは岩場や堤防、テトラポッド周辺のような障害物に隠れる場所を好みます。

釣り場を選ぶなら、以下の条件を目安に探してみてください。

条件 理由
岩礁やテトラ帯 カサゴが隠れやすく、エサを求めて近づきやすい
潮通しが良いポイント 良質なベイト(エサ魚)が流れ込みやすく、カサゴの活性が上がる
水深の変化があるエリア 移動しやすく、カサゴが集まりやすい

こうした場所は初心者でも効率よく釣果が期待できます。

反応がない時の対処法

カサゴが食いつかないときは焦らず、リズムと工夫が大切です。

  • ルアーや仕掛けをゆっくり動かして反応を誘う
  • 餌の種類やサイズを変えてみる(イソメやカニ、ワームなど)
  • 仕掛けをより根の際や底付近で静止させてみる
  • 場所を少し移動し、潮流や地形が少し変わるところを試す

忍耐強く、試行錯誤を重ねることで、思わぬ反応が得られることもあります。

カサゴ釣りが楽しめる全国の人気スポット

カサゴ釣りは全国各地で盛んですが、特に評判の良いエリアをいくつかご紹介します。

休日の釣り旅の参考にしてみてください。

定番スポットで確かな釣果を狙いましょう。

横浜・本牧周辺の人気ポイント

横浜市の本牧エリアは手軽にアクセスできる堤防ポイントとして人気です。

岸壁沿いや堤防中央部など障害物周辺はカサゴがよく潜んでいます。

夜釣りや夕マヅメには餌釣りで数釣りが期待でき、初心者にも向いています。

和歌山・南紀エリアの実績スポット

和歌山県南紀エリアはリアス式海岸の入り組んだ地形が広がり、カサゴ釣りに絶好です。

磯場や漁港、小さな入り江など多彩な釣り場が点在し、初心者から上級者まで楽しめます。

水温が安定する春から秋にかけて、良型のカサゴが狙いやすいと評判です。